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集団生活の理不尽さ

 中学校時代でのこと。同じ様に役割分担をきちんとやっていないのに、自分だけが皆に文句を言われた。「あの人だってやっていない!」と言い返すと必ず「人のことはどうでもいい。ちゃんとやりなさい」と余計に文句を言われた。音楽の時間にちゃんと歌っているのに(声は小さかった)隣の人に「歌っているの?」と文句を言われた。その時、「歌っているよ。○○さんは全然歌っていないけどいいの?」と言い返したら「人のことばっかり!」と非難された。

 社会人1年生の会社でのこと。コンピュータを使用してチップの検査をやった。具体的な業務は、チップをコンピュータで検査した後真空パックすることであった。検査をする時は磁気防止の為、所定の腕輪をはめなければならなかった。そしてコンピュータが次の検査をする準備をしている数分の間に検査済みのチップを真空パックするように指示された。業務指導担当の方が教えてくれたやり方は、しょっ中立ったり座ったりしなければならずしんどかった。一方、アルバイトの先輩(20歳ぐらいの女の子)は検査中、所定の腕輪をはめていなかった。更に悪いことには、検査用のコンピュータが次の検査をする準備をしている数分の間ずっとぼうーっとしていた。彼女は一区切りの検査が終わった後まとめてチップを真空パックしていた。業務指導担当の方が教えてくれたやり方より例の先輩のやり方の方が楽だった。だから私は途中から彼女の真似をした。怠慢なやり方について同僚(自分より先に入社した中年のパート社員であった)や部長に特に何も言われなかった。しかし、業務指導担当員(この仕事の引継ぎの方)に「教えた通りにやって」と叱られた。「あの先輩だって非生産的なやり方をしているのに何で私だけがいけないの?」と納得できなかった。例の先輩に横着なやり方について「何でそうしているの?」と聞いたことがあった。彼女は面倒臭いから、と答えた。彼女はずっとズルしていたが誰にも何も言われなかった。磁気防止用の腕輪をつけていないことについては監査の方に文句を言われた。先輩は言われなかった。

 30代の会社でのこと。この会社では社員証を首にかけることになっていた。自分の他に3人の先輩事務員がいたが、彼女らは社員証を首にかけていなかった。私も先輩たちの真似をした。ある日社長に「社員証はどうしたの? 会社にいる間は常に身に付けるようにと言ったでしょ!」と注意された。一方、先輩達は何も言われなかった。

 上記で述べたように、同じ様にきちんとしていないのにいつも私だけが注意されたり文句言われたりする。つまり、私だけが一挙手一投足みんなにジロジロ見られている、ということになる。私だけが言われる……。そういうことを友人や家族に愚痴ると必ず「人はどうであれ、自分がしっかりやればいいじゃない。そうすれば誰も何も言ってこないよ」とアドバイスされる。私としては、人のことがものすごく重要である。あの人が○○しないなら、私も○○しない、この人が△△するなら私もする、という考えである。間違っているとは思わない。